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ウツ病を患いながら仕事をする日々

今でも続く

あの頃は、二階に上がってくる母ちゃんの足音が怖かった。

また怒鳴りに来たのかと、また殴りに来たのかとよく怯えていた。

引きこもりをしていた自分が悪いと自分を責めたりもしたけど、そればかりじゃなかったんだろうな。


あれから15年、未だに母ちゃんの足音が怖い。

もう自分もいい歳になって、それなりに生活しているけど、あの時の恐怖心が残ってる。


昨日、思いきってその事を母ちゃんに伝えた。

今でも家に居場所がないと。

怒り出すかと怖くて、涙と震えが止まらなかった。


母ちゃんの返事はなかった。

ただ、黙ってた。

でも、家の中を静かに歩くようになった。


まだ、言って良かったのかな?と思ってしまう自分がいる。


過去の出来事は少しずつ解きほぐして行くしか方法がないんだろうな。